九州ツーリング2006(湯治宿3泊)

昨年の九州ツーリングに続けて
後半部のスタートです
今回は”湯治宿”をポイントに加えました

ルートマップ

2006.08.11

なんたることか、二日前から
腸炎にかかってしまいました
 点滴のうえ、薬を持参しての
ツーリングスタートとなってしまいました

 *点滴の途中で看護婦さん曰く
  『抗生物質が入ってますから
   1週間位は、お酒を飲むと
   心臓がバクバクしますよ』
     ??? (@_@) ???
何はともあれ、待ち合わせの
フェリー乗り場へ向けて
スタートです

今回は、宿泊まりですので
荷物はサイドバッグだけで充分
宿は、”湯治宿”を選びました
 湯治目的ですから、温泉も本物
 自炊が前提の長期宿泊システムで
 昔ながらの宿で、洗濯機も揃ってます
 もちろん低料金も魅力です
南港の宮崎フェリー乗り場に到着
今回は2名での旅で、相棒は
既に到着して待っててくれました
(直前の腸炎で心配かけました m(__)m)
フェリーでのスタートは
旅の雰囲気を盛り上げてくれます

朝には目的地にワープしてるわけです
2006.08.12

宮崎は、昨年の九州ツーリングの
終着点でした
今回は、ここから旅を続けます

先ずは、挨拶代わりの
日南海岸「洗濯岩」です
九州の小京都「飫肥(おび)」の
城下町です
ここへは名物の”厚焼きたまご”を
目当てにやってきました

本家「間瀬田」店です
ここで食べたかったんですが
持ち帰りのみとのことで
お土産を買って別の店に回りました
(お土産といっても日持ちしないため
 今晩の宿へのお土産になりました)
これが”厚焼きたまご”です
昔からの製法ですが
まるでプリンのようになめらかです
時間も昼前になってましたので
ここで昼食にしようと、あたりを
見回すと、ありました”冷や汁”

先日某N*Kで放送してましたが
このあたりの米作りは二期作で
今が稲刈りのシーズン
 暑い季節の昼食です
これが”冷や汁”
夏野菜を味噌仕立てで水で汁に
仕上げてます

猛暑の胃袋にやさしい料理ですね
お店は民家を改装してましたが
縁側が広く、涼しげです

今時の、リビングに直接日光が
入り込むのをカーテンで抑える
ような家づくりでは味わえません
やってきました都井岬燈台です
今日は風も弱く、蒸せるようですが
ここは別です
お約束の、野生(?)馬たちです

入り口で、”牧馬保護協力費(\100)”
を収めました (^^♪
馬に舐めら(?)れてます!

大事なバイクに馬のよだれがァ〜

馬もミラーに頭をぶつけてました
時間の都合で、佐多岬はパスし
桜島に直行することにしました

ここは外せません!

鹿屋から錦江湾沿いに220号線を
北上してゆくと、突然現れます
島の南側から「湯の平展望所」に
入りました

荒々しい火山島の様子が分かります
お楽しみの一つ「桜島フェリー」
24時間運行で、30分ほどで
鹿児島市へ渡れます

バイクは固定することも無かったよう?
夕暮れのフェリーはちょっとロマンチック
でもありました
さあ、今回の湯治宿一泊目
「中島温泉旅館です」
到着は予定をはるかにオーバー
8時の暗闇の中での到着でしたが
 『お待ちしてましたァ〜』と元気に
 薩摩おごじょのお出迎えです
 この声、たしかに電話予約したときの
あの元気な声です!
西郷隆盛も湯治したという、歴史のある
温泉です。
一階が湯治部 二階が旅館部 です
自炊一泊に布団、扇風機(2台)
アイスノンのサービス付きで@2,500
一泊では申し訳ないですね

自炊部には、私達の他に二組の
お客様がいて、自炊されてました
宿の並びにある、共同湯場です
近所で自由に使えるような
システムだそうです
休憩室からみた帳場です
雰囲気満点でした

夜は薄暗い電灯だけです

湯殿は旅館部の宿泊者専用の
”西郷どんの湯”と、共同の湯巡り用の
湯殿がありました

朝の6時頃から、湯めぐり(湯治?)に
続々とお客さんが入ってきてました
51℃と高温のため、2槽にわかれてて
湯冷ましした方へ入りました
2006.08.13

前夜は、冷たい生ビールをグイーッと
いったんですが、看護婦さんの
言ったとおりに心臓バクバクに
なってしまいました (@_@)
気分もすっきり!
今日は知覧から開聞岳、霧島へと
向かいます
知覧「特攻平和記念館」です
以前から、一度は来てみたいと
思ってたところです

色々意見はありましょうが
記録としての存在感は圧倒的です
朝から沢山の方々が真剣に
ご覧になってました
知覧から海岸へ南下し
226号線から開聞岳へ向かいました

独特の姿は印象的です
九州の山は、印象的です

霧島へ向けて鹿児島市内を北上
これは失敗でした
猛暑の中の渋滞で大きく時間をロス!
高速道でパスすればよかった(反省)

霧島へ入ると一転してにわか雨(?)
相棒は、ここでも雨男の本領発揮です
私が雨宿り気分で停車したら
相棒は合羽のパンツを履いてます
 『Gパンが濡れると厄介だから。。。』
 私も履きはじめると、相棒は上着を
 着始めてます(判断が早い!)
結局、にわか雨どころか数時間降り続け
雷も轟いてました

雨の霧島です
遠く桜島もうっすらと見えましたが
カメラでは捕らえられません

鹿児島市内での渋滞ロスが効いたため
人吉方面はパスし、出水の温泉宿へ
直行することとしました
湯治宿二泊目は湯川内温泉
「かじか荘」です

こちらも湯治システムがあり
240年からの温泉の歴史があるそうです
自炊泊は@2,600くらいですが、夕食を
お願いしてました
湯治泊用の建物です
こちらはエアコン付きでした
外観は古さを残してますが
内装工事がされており、小奇麗な
部屋でした
 昨日もそうでしたが、トイレは
 ウォッシュレット付きで快適です
湯殿は二つあり、写真は上の方の
ものです

宿はここ一軒のみで、回りは
自然がいっぱいです
ここのお湯は39度とぬるめでしたが
透明で硫黄の匂いがします

驚いたことに、ここでは上水道はなく
すべての蛇口からこのお湯が出ます
炊事も洗濯も全てこのお湯で
飲用にも使われてます ハイッ

食事の時のお冷では分かりません
でしたが、急須でお茶を入れたら
硫黄の匂いがしてました
洗濯機を使ったら、温かいお湯が
出てきました (^^♪
自炊部の台所です
こちらは最近のキッチンですね
食器も器具も備え付けです
台所の裏にある洗濯機

汗臭くなったメッシュジャケットを
綺麗にさせていただきました

お客さんが、ポリタンクを持ち込んで
お湯をいっぱい汲んで行かれました
2006.08.14

今日は天草〜雲仙を回ります

蔵の元港からフェリーで下島の
牛深港へ渡ります
生活の足なのか立派なフェリーです
30分くらいの船旅ですが
快晴で快適です

何と言っても、海の色と風が
違います
 『青い空と海の両方が
   やつらの心を洗うからだ。。。』
そんな台詞を思い出します
キャンプ用に付けたキャリヤーが
物干し台になりました (^^♪

昨日の霧島の雨で濡れた
靴下やグローブも
あっという間に乾燥です
フェリーの中の冷房の聞いた客室で
しばしの休息です
上島のロザリオラインを堪能した後
鬼池港から島原の口之津港へ
フェリーで渡り、251号線を北上して
島原から普賢岳へ向かいます
雲仙地獄へ到着です
あたり一面、硫黄臭が漂ってます
お決まりの、温泉たまごです
ラムネと温泉たまごで小休止

ベンチとゴミ箱が欲しい!
湯治宿三泊目は嬉野温泉
「一休荘」です

ここは有名すぎる温泉街で
湯治泊システムはありませんでしたが
古い宿で年配の常連客も多いせいか
洗濯機がありました
2006.08.15

あっという間に、九州の最終日です
このまま帰り道をたどるのも惜しくなり
下道利用から高速道活用に変更して
一旦長崎へ向かうことにしました
1時間ほどで長崎市内に到着

(大浦天主堂にて)

グラーバー邸に向かいます
今ではエスカレーターが
設置されてます
(オランダ坂にて)
修学旅行以来の長崎見物です
三菱の長崎造船所の景色は
今も変わりません
グラバー園なる観光地になっており
観光施設も工夫されてました

月日が経ってますね
歩いて回るのはとても暑くて
汗だくです

たまらずに、カキ氷に飛びつきました
活き返ります
歩くのが大変になり、市電を
利用しました
\100で冷房も効いてて、本数も多く
とても快適です
偶然、カステラの文明堂本店を見つけ
市電を飛び降りました
長崎駅前で土産物を物色した後
駐車場まで、もう一度市電を利用

なかなか便利ですね
あっという間に時間が過ぎ
高速道で一路、湯布院へ向かいます
新門司へ直行するのが早いんですが
昨年訪れた、「岩下コレクション」に
寄り道です (これは予定どおり)

慣れない高速走行の途中、眠気が
襲ってきます
SAで教えてもらいました
 『高速で眠くなったら、スピードを
  上げてSAへ逃げ込んだ方が
    安全だよ!』  正解でした
一年ぶりの岩下コレクションです
フェリーの時間もあり、残念ながら
長居はできません

案内看板とか、案内所とか
整備が進んで小奇麗になってました
社長や館長と話をしたかったんですが
時間がなく、お土産を渡して
昨年訪問時の記念写真なんかを
見せていただいて出発です

次回はライダーハウスを利用しようか?

ここから新門司港までは120kmあまり
出航まで余すところ3時間弱
急げ! 急げ!
 地道から10号線を走りに走って
 ナビの案内で、暗闇の港に
 滑り込みセーフ!
出航20分前 思い出のラストランでした

今回の走行距離:約1,300km


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